Rainy Shelter Dwellersと真相(以下雨シリーズと呼称)は、それこそ「言いたくないことを言わないでいられる場所」を描いた作品だったのかもしれない。
やましいことを懐に抱えた自分が安らげる場所としての暗がりを描いたのがこの雨シリーズだけど、当時の自分ではあまり自覚していなかった。
暗がりに潜みたいぐらい、誰にも理解し難いであろう欠陥がわたしにはあって、でもそれを自分では根治なんてさせられるものではないことも理解しているから、せめてそのせいで周囲に迷惑をかけないように取り繕っている。
まあ取り繕っているせいでMP消費が激しいので、結局疲れ切って倒れたりするんだけどね。それは必要経費として受け入れてもらえるところでやっていくことを選んでいる。
多様性なんて言うけれど、それこそ世の中には色んな人がいて、多様性を歓迎する人の中で生きていくしかない。他人は変えられないので、去ることを選んだ方が安全だし、去ることを選ぶ勇気がなければ潰されるだけだ。
と、思っているから、わたし自身に似てある程度他人に対する諦めを抱えている人となら、近しい基地で雨宿りができるのかもしれない。
実際、雨シリーズはそういう妄想から生まれた曲だし。
世の中はサバイバルだ。