このブログには、変な方向に張り切ってずっこけたものから、青臭く思いこんで突っ走ったものまで、何もかもを書いている。そのときの気持ちに正直に。たとえそれがこう、頑張りすぎたものだとしても、当時の自分は頑張りたかったのだから、それもそのままに。
またまたみっともない話をする。話題はこれ↓と同じだ。
大学2年生のとき、わたしは意気揚々と、意欲的に作品制作に勤しんでいた。
昨年度末に授業の課題で提出した作品を先生に褒められ(?)たというのもある(褒められたのは意欲かもしれないが、それでも嬉しい)。
若者らしい青臭い自意識過剰と自信と、覚悟があった。
そのあと色々あって、3・4年になると、「謙虚に勉強しよう」という気持ちが強くなった。
青臭い自信過剰を何処かへ置いてきたのである。
でも、わたしの性格や制作スタイルにおいて、それはあまりバランスの良いことではなかったらしい。
「良いものを持っている」と言われる「良いもの」を発揮するには、自信過剰がなければならなかったのだ。
そういうわけで、自分の一番美味しいところを封印して、3年の成果展と4年の卒業制作中間発表を終えてしまったのである。
自信過剰というのは、何も周囲を睥睨することではない。単に、自分を誰かの下に置かないという話である。
わたしは「謙虚にちゃんと勉強しよう」と思うあまり、先生や級友を自分の上に置いてしまったのだ。
それで「認められたい」と頑張ろうとする……子どもみたいな、いや、子どもそのもののやり方に退行していたのである。
それが、本当に悔しい。
わたしはいつの間に、対等意識をどこかへやってしまっていたのだろうか。
自分には何かが足りないという気持ちは、いつもそこからくる。対等じゃないという意識から。
心の底では卑屈になっている。卑屈だから高いプライドでバランスを取ろうとする。
2年前の無謀を取り戻したい。