音源の価格が、
美術や彫刻やデザイナーズブランドのお洋服、
とにかく「一点もの」的になっていったら、どんな世界になるんだろう。
レコード会社の仕事は、広い規模での音楽文化を作っていくことになるのかもしれない。
レコード会社とは別に、音楽マーケットができるんじゃないかな。
個人の作家がこだわり抜いた作品を作って売る。
この2つの記事↓で、自分のCDのお値段を、怖いけど決めたらさ、
早速一枚注文いただいて、
応援していますとも言ってもらえて、
そして、未来が見えてきた。
やっぱり単価が低いから、それまでは、” たくさん売る ” ことが、夢や目標になってたの。当たり前みたいに。
でも、よく考えてみたら、「なんか違うな?」って思うことに気づいた。
それまでは、たくさん売れれば売れるだけいいって思ってたんだけど。
なんか違うな? って。
だから、今までの作品はどれも、20枚〜25枚の発注にしていて、
それはわたしの方で原価がそれぐらいまでしか出せなかったからだったんだけど、
でも、20枚や25枚って、本当はわたしのやりたいことにもあってたんじゃないかって思い始めた。
なんだろう、大事なものだから、大事に売りたいんだよね。
「広める」のは、音源=印刷物=CDじゃなくて、ストリーミング(YouTubeや、各種音楽配信サービス)で良くて。だってそっちの方がURLとかも貼れるしすぐ共有できて便利じゃない?
でも、わたしの音楽が封じられている「もの」」を「所有する」っていうことは、大事に売りたくてさ。
限定20枚って良いじゃん、って思った。
例えば、すんんんんごいわたしの好みのお洋服を作るお店がさ、限定20着しかない!ってなったら、なんかめっちゃ、買えたら嬉しいって思うしね。
それだけ人の縁に感謝すると思う。
つまり希少価値だと思うんだよ。音源メディアは。
希少価値をつけても良いと思う。
というより、希少価値のついてない現状はなんかおかしくないか?って思う。
本とかZINEとかもそうだけど。
だから、音源の価格革命、やっていきたいと思った。
ね、この世にはたくさん音楽作りたい人っていると思うのに、
安くで買い叩かれちゃうの?とか、無料で聴き流されちゃうの?って思ったら、悲しくて作りたくなくなっちゃうじゃん。
個人で音楽作る人が、もっともっと元気に豊かになったら、音楽文化ってどんどん豊かになると思うのに。
せっかく個人でも誰でも音楽作ることができるようになったんだから、
お金の面も、音楽分野に革命が起きないといけない時代になってきたんじゃないかって思うよ。
美術をやる人が画材にこだわるように、
音楽をやる人だって音源(サンプリング音源とか、ソフトシンセとか)にこだわりたいけど、今の状況だと個人でやってる人は音楽活動だけだと元取れないじゃない。よっぽど広い範囲に売れないと。
で、「広い範囲に売れる」ことを意識してたら、自分のやりたいことできない!とかさ。
それもこれも、やっぱり単価が安すぎると思うの。
音楽やってる人、みんなこだわり抜いてるのに。
しかも個人でやってるってことは、団体でやってたとしても、一人ひとりのコミットメントがすごいってことでしょ。
で、かつ、どこでも買えるわけじゃないと。個人の通販ページに行かないと、つまり直接じゃないと買えないと。
……やっぱりアート作品のお値段じゃないと釣り合わないし、道理にも合わないよ!!!!
あと、また見えた未来としては、音楽マルシェみたいになっていったらいいね。
今もM3とかそうなんだろうけど、「マルシェ」って感じの雰囲気も素敵だなって。
最初はわたしばっかりごめんって気持ちで、でもやる!!!!って感じで、自分の作品のお値段を決めてたけどさ、
こう考えると、わたしだけの欲ってわけでは決してない気がしてきた。
音楽のやり方、音楽を通したお金の動き方を変えていくというか、新しく作っていくみたいな、そういうことにもなれるのかもしれない……
まだまだ生まれたばかりの、蕾どころか双葉レベルの未来で、希望だけど……
これが育ったらどうなってっちゃうんだろう!?!?!?!?
ちょっと楽しみになってきました。
引き続き活動頑張ります!
☆新作予約受付中!!!! 8月30日発売です!!!!

価格革命実践中です!!!!!
買ってね!!!!!!(もちろん無理はしなくて大丈夫です!!!!)
☆過去作でも価格革命中!!!!


気になったらぜひ買ってね。
応援よろしくお願いします!
宵部憂