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 自分の曲をまた聴いてたの。

 人間という存在のことは、愛おしくて奥が深くて興味が尽きないと思ってるけど、
 個人のことはなかなか好きになれることってなくて、実はめちゃくちゃ好みが煩くて細かいっていうか、人に厳しいから。
 だから、好き!!!って思える人にはものすごく臆病になって、全然好きって言えなくて、呑み込んではもだもだもだもだして、相手に伝える前に曲ができちゃったりして。

 そんなこととかも昨日友達と電話して話してて、やっぱりそうだなって思って、何気なくYouTubeで色々自分の曲聴いてたら、この曲も流れてきて。

 この曲はまさに、そういうふうにしてできた曲だった。
 本当に好きな人にこそ、怖くて全然好きって言えなくてさ。

 色々と、好きって言えないし言わない「現実的」な理由は理屈っぽく色々つけるし聡い頭でいくつも見つけてくるんだけど、そんなの言わないための言い訳でしかなくて、なんでもよかったんだよね。
 それらの理由は後付けだし全然本質的じゃなくて、本当はただ怖かっただけなの。

 そんな自分のこと、重苦しいし、ネバついてるし、キモいなーって思ってた笑。
「ミュージシャンと付き合うな、曲にされるぞ!」どころか、「いや付き合わなくても好きになられるだけで曲にされちゃうんだよなあ……わたしの場合」ってやつだ。
 言えばいいのに言わないし、勝手に我慢して可愛くないし。辛気くさいし?
 だからこの曲もしばらく、なかなかいい気持ちで聴けなかったところがある。
 わたし……痛かったな、みたいな。

 でもなんか、今日はね。
 8月中頃なのに、涼しくて雨が降っていて、ああ自分のこと大事にしてあげようってすっと思える空気の匂いがする今日は、いい曲だなって思えた。

 こんなに柔らかくて可愛い曲になったんだなーって。
 じゃあ、わたしの気持ちって、やっぱり美しかったのかもなって。

 わたし可愛いなって思えた!笑

 そう思えて嬉しかったから、共有したかったので、ブログに書いてみた。笑

 それだけです。

 えへへ。