卒業制作に向けて、友人に手伝ってもらってレコーディングをしてきました! 1日目! 明日も20日もあるよ!
手伝ってくれている友人は、去年はわたしが彼女の制作をお手伝いしたという関係だったりして。
わたしと関心のあるものが近いところも新鮮なものをくれるところもあって、とても勉強家で、とても学びになる相手です。そしてセンスや感度がすごくいい。そして努力家。結果も着々と残している。すごい。
わたしは自分の制作を人に手伝ってもらったり、人に協力してもらったりするのがとてもとてもとてもとても苦手で、とんでもない恐怖や緊張を感じてしまって苦手意識がすごいので、そういう面でも勉強させてもらっています。
わたしは緊張しすぎなんだよな。
それから、自分の中身を言葉にして伝えることの練習不足を痛感しています。
自分の世界観、どんな作品にしたいのか、イメージ、意図、そういうものを遠慮して喋れないし、喋ってもうまく表現できてない感がある。
なんか、急に外国語を喋ってるみたい。うまく意図を言葉にできない。
書いたり企画書にしたりなら、いくらでも推敲できるから、「これ!」ってはまるまで考えられるけど、会話の中で伝えるのは違うじゃない。やっぱり経験を踏まないとうまくいかない。
だから練習不足だなあって。
自分の中にあるものを、自分発進で(聞かれたことに答えるのではなく)説明する、っていうことがへたくそすぎる。
いっぱい挫折してきたし、勝手に諦めてもきたから。
自分の感じたことを説明しても、「わからない」ってよく言われちゃって。
だからこんな話してもつまんないよなあって、人に話すこともなくなってた。藝大に行くまで。
だから圧倒的に経験値が足りてない。
自分の感じたこと、何かに対する思い入れ、そこからできる自分の世界観、それを一から説明すること、自分から話題として提供すること、こうしたい、こうしてほしいって伝えること、全部遠慮しちゃう。
趣味を語るのとかもめちゃくちゃ苦手。文章にするならともかく、会話の中でうまく伝えられない。何かがすごく好きってことを、どうやって伝えたらいいのかもわかんないし、そもそも人は聞きたくもないだろうなっていう意識が、なんかある。
……あ、これはもしかしてわたし自身が聞きたくもないのに人の趣味の話聞きすぎちゃってきたからなのか?
だから、経験値が足りてないってことは、最初はめちゃくちゃ低クオリティかもしれないけど、外国語の練習だと思って、しゃべる練習していかないといけないな。
制作を人に協力してもらうって、なんて良い機会なのか。
卒業制作と同時に、新しい曲を発表するときの動画用イラストを、絵師さんに依頼もしていて。
そっちはテキストチャットのやりとりだから文章だけど、人に協力してもらうことや人に自分のやりたいことやイメージを説明することの練習って点では同じ要領。
……いや、でも、実を言うと、協力してくれる人が友人だと、勝手に「嫌われたくない」っていう気持ちが発動して、さらに緊張感が増してしまうということに気づいちゃったんだよね……
「お仕事」って間柄の方が緊張しないってことに。
……もともと薄々気づいてたけど、自分で認めたりブログに書いたりするのは怖かった。でも、認めるしかないなあ。
相手(友達)に失礼なんだけどね。嫌うわけないじゃんか。
でもなんでだろ、なかなかそうは思えなくて。
人付き合い、わたしがグイグイ行きすぎたせいでパリンっと行った関係もいくつもあるので……
自分がいちばん、自分のパッションを恐れてる。
相手を萎縮させるんじゃないかと思って、なかなか自分から声を出せない。この辺も自分発進で話せない理由になってるなぁ。
……いや、理由はどうあれやるしかないし、やって経験値を積むしかないね。うん。
何を怖がってるんだろ……
言いたいことを言いたいように話しちゃうと、相手を萎縮させそうで怖い、っていうことで、ずっと勝手に自分で自分を窮屈にしてる、っていうのは、すごくあると思うんだ。
それでわたしが我慢しきれなくなって、ブチ切れちゃったり、「我慢してる」って感じが滲み出ちゃって相手の気分を害したりして、関係がぶっ壊れちゃう、っていうのが真相だったのかも。
そしてそれは全部わたしの独り相撲なんだよ。全部わたしのエゴだし勝手な先回り。相手は何にも悪くないっていうか何もしてない。
友達のこと大切にしたいと思ってそうしてるつもりだけど、本当は自分が嫌われたくないだけ。失敗したくないだけ。
でも、わたしがセーブするのは大切にするとかそういうことじゃないよね。勝手に我慢して、相手に不誠実ですらあるかもしれない。
だからもっと、言いたいことを、言ってもいい、のかな(本当は悪く思ってるけどそれを言えてないとかそういうことではない)。
それって何なのかわからないんだけど、何かを呑み込んでいるし、何かを別の言い方にしようとしたり、そもそもあまり喋らないようにしちゃってる気がするんだよ……
別に「思ったこと言う」とか「セーブしない」って言っても、キツいこと言うってことではないの。キツいこと思ってるわけじゃないし。ただ印象としてキツくなるかなと思って呑んでるものがいっぱいある気がする……
あー、うん、キツい人だって思われないように頑張ってる、のかも。
でも実際はキツい人なんだけど。このブログ読んでる人はわかると思うけど。笑
キツい人だし怖い人です……
別に、今日のレコーディングや話し合いがうまく行かなかったとかそういうことではなくて。
むしろ、今まで全然うまく行かなかった誰かと一緒の制作っていうのが、なんかわたしの中でましになってきたっていうか、まだ前よりうまくできるようになったかなって思ったから、今までうまく行かなかったわけがわかって、もっと上達したいって思えたの。
だからもっと上達するためにどうしたらいいかなってことで、ああわたし、自分の中にあるものを自分から語るってことをセーブしてきて、経験値全然足りないな、って気づいたってこと。
よく言われるもん、親しい人と喋ってると、「ごめん、こっちばっかり喋ってるね」って。でもわたしは相手の話に答えたりそこから自分の話をしたりして、全然「相手ばっかり喋ってる」って感じてはいなかった。
でも、どっちが話題を提供することが多いかって言ったら、わたしが話題を提供することなんてほぼ無いみたいになってたのかもしれない😱
その、自分発進で話題を提示することの苦手さは、後ろめたく思ってたけど(だって卑怯じゃん。相手がくれる話題にかこつけないと自分が語れないってさ……)、制作を手伝ってもらうという経験を通して、これから克服していけるような兆しがちょっと見えた。
だから、卒制が終わったとしても(そもそも卒制は、長いスパンで見れば2月まで終わらない! でも、その先も)、自分を喋る練習のためにも、そして何でもかんでも自分でやらないためにも、自分の制作を人に手伝ってもらうことは続けていきたいなと思った。
でもとりあえず目下、卒制をがんばるぞ。
自分のやりたいこと伝えることをもっとうまくできるように、少しずつでもなっていきたい。