わたしね、ほんとうは、ほんとうは、ずっと、ただ休みたかっただけだったんです。
気づいちゃったら、わたし、自分がわからなくなっちゃいました。
どうしよう。
ずっと夢を叶えようと頑張ってきたんです。
それがわたしだったのに。
その夢が本音じゃないことに気づいてしまったんです。
一番気づきたくなかった怖ろしい真実に気づいちゃったんです。
じゃあ、わたしって何なの?
もうやりたいこともわからない。
叶えたいこともわからない。
夢だって満足に見られない。
ぜんぜんそれどころじゃないよ。
昔から、理由の分からない体調不良をすることが多くて。
それを訴えるんだけど、自分でもどう調子が悪いのか説明できないし、原因が分からないから解決なんてできないし、休ませてももらえなくて。
どうすれば楽になれるのかもあんまり分からないし、楽になれる方法を見つけて施してもちょっぴりしか効かないし、別のことして気を紛らわせるくらいしかできないけど、それも怠けてる、遊んでる、みたいに言われたりして。
ずっと辛かった。
「やりたいこと」「叶えたい夢」を叶えるために頑張ってきました。
大学だって、そのために一番適していそうなところに入りました。
音楽を作って、ものを書いて、それで生きていけたら、って思って。
でも、ほんとうは、そういう仕事だったらよく休めるのかな、なんて思ってただけみたいで。
ほんとに、ほんとうは休みたかっただけなんです。
休みたいときに、休みたいだけ。
だからわたしの叶えたかった夢はほんとうの夢じゃなくて、生き残るための手段でしかなかったんですよ。
ほんとうは「『好きでやってる』わけじゃなかったのかもしれない」って。
音楽も物語も、苦しみから逃れる手段だったのかなあ、とか。
たまたま今そういう気分じゃないだけかもしれないけれど、ちっとも心が踊らないんです。
音楽作ることにも聴くことにも。書くことにはちょっと踊るかな。でも読みたいとは思わない。
わたし、これからどうやって生きていけばいいんだろう。
古い価値観が砕け散れば新しい価値観が生まれるように、きっとじきに新しいわたしにも出会えるんだと思うけれど。
ほんとうの夢を見られるわたしに。
だからそれまでちょっとの辛抱なんだと思うけど。
いやぁキツいっすわ。
いつ出会えるのかな。
まだわたしが知らない夢見がちなわたし。
わたし、待ってるからね。
今度こそ常識とか「ふつう」とかで虐めないで、絶対にわたしの味方になるし、わたしの言うこと聞くし、わたしを応援するから。
ちゃんとわたしを見つけてね。
出会えたら、一緒に美味しいロイヤルミルクティー飲みに行きましょう。
愛を込めて
宵部憂
親愛なる羽衣へ
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