宵部帝国では、1010hPa以下の気圧を法律で禁じている。
というのはもちろん冗談だけど(笑)、気圧や湿度がそのまんま身体に影響してしまってまともに動けなくなるのです。
わたしはここ数日、自堕落な(と自分でつい思ってしまう)(自分を責めるのも焦るのもやめたいね)生活しかできませんでした。
しんどい、ひたすらにしんどかったです。
気圧からくる頭痛なら頭痛薬でなんとかなるけど(効かない時もあるけど……)、低気圧の不調って、必ずしも痛みって形で出てくるとは限らないんだよね。
身体の重さ(押さえつけられて重力が3倍になった感じ)、吐き気、身体が内側から押されてる感じや血行不良による気持ち悪さとかは、ギリギリ痛みにはなってないけどともすれば痛みそうな苦しさとずっと隣り合わせで、それは防ぐ方法がなかったりとか(酔い止めが効くって聞いたことあるから試してみようかな)。
あと、毎日のように天気が悪いと毎日のように不調だから、毎日のように・効果が切れるたびに薬を飲む自分が怖くなったりね。めっちゃ薬飲んでるじゃん……鎮痛剤って常備薬じゃないのに……こわ……みたいな。
今思い返すと、よくわからない体調不良は昔からあったなって。頭痛手前(でも頭痛になるとは限らない)の脳酸欠とか、よくわからん身体の痛みとか。
大人になってくにつれて、求められるパフォーマンスがどんどん高くなって、自分でもすごく色んなことに気づいて気を遣えるようになってしまって、でもそれをするには身体がついていかなくて、その体調不良が問題になるシーンが多くなっていったんだろうなって思う。
それが問題として噴出したのが、わたしの場合は中学3年生の時くらいから。
脳酸欠の状態で勉強したり、ものを考えたりするのってかなりしんどいんだよね。頭の中心にずっと鉄柱があるみたいな感じでさ。
そんな風に、いい天気の時と悪い天気の時でコンディションがまるで違うから、自分で自分に戸惑う。
いい天気の時は好奇心と意欲に満ち溢れてるんだけど、
悪い天気の時は何もかもがうるさく感じるし頑張れない。
これを高速モードと低速モードって呼んでる。
いつでも高速モードでいられたらいいのにって思う。
いつだって好きに動けて、何でも面白くて、やってみたいことがいっぱいあって、実際やってみて嬉しくて楽しくて、あー楽しかったって眠りたい。
だから1010hPa以下は違法なの。
でもさ、いくら宵部帝国で禁じたところで、天気ってそういうものじゃないからね(笑)。
(あ、いま「禁じられた天気~低気圧タヒねソング~」っていうタイトルを思いついた。「Forbidden Weather」でもいいな。程よくダサくて。ラップかポエトリーリーディングにしようかな。じゃすとあいでぃあ。)
高速モードのわたしと低速モードのわたし、両方いてわたしなの。
だからせめて、低速モードでも自分を責めすぎずに過ごしたい、って思うんだけど。
でも、低速モードの時の自己嫌悪や不安や焦燥感は、ある種それも悪い天気が作り出した「症状」である気がする。だから、低速モードでも前向きに! とかはそもそも無理があるのかも。
しんどいけど、低速モードの時の気分とはきっと付き合っていくしかないんだろうなって。
今すでに、「天気が悪いんだから体調が優れないのはある意味当然じゃん」ぐらいに開き直れたから、次はメンタル面だね。
「天気が悪いんだからポジティブになれなくて当然じゃん」な心構えで行きたい。
ネガティブで、不安で、自己嫌悪で、何もする気になれない自分を否定せずに付き合うって、すごく難しい。
それはやっぱり、「ずっと動き続けなきゃ」みたいな観念を、人生の中でたくさん”社会”から吸収してきたからなんだろうな。
動けなくても大丈夫。不安でも大丈夫。そんな自分を責めなくても、焦らなくても大丈夫。
今はのんびりしよう。天気はずっと悪いわけじゃないんだから。
確かに動けるもんなら動きたいけど、天気が悪いってことは、今はそのタイミングじゃないってことなんじゃない? 空がそう教えてくれてるんだよ。
ってことにしていきたい。
「ってことにする」はすごく大事なことだと思うよ。
色んな情報が、色んな正義が、色んな「真実」が溢れている世界で、
何を自分にとっての真実にするかは、自分が自分として生き残るために物凄く大事で、必要なことだと思う。
これから梅雨になって、悪い天気ばっかりになりそうだからさ。
みんなも体調とメンタルにいい感じに寄り添って、自分に優しく行こうね。
いつだって自分には優しくすべきなんだけどね!笑