Categories:

 わたしをずっと生かしてくれたもの--それはきっと、いや、きっとなんて言葉は必要ないくらい、メルヘンなのだ。
 メルヘンというか空想。
 空想というか、頭の中に浮かぶ別世界のようなもの。

 ビジョンとして何かが頭の中に浮かんで、あるいはそれは人間、人格の形を取ったりもしていて、それを自分の外に出そうと頭を巡らせていれば、外の世界がどれだけわたしにとって厳しいものであっても、とりあえずは忘れていられた。

 自分だけの空間があるということ。

 とはいえ、それだけではあまりに孤独だから、わたしはそのメルヘンを、ビジョンを、できるかぎりそのまま他者に見せたいのだ。

 だから歌を作ったり、小説を書いたり文芸をしたりする。