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 でも、何も持ってないから、何もかも作り出せるし、
 何も恐れない女の子。

 何かを得るために、誰かを当てになんてしない。
 わたしは、わたしの力を信じる。

 恋が怖くて、打ち解け合うことが怖かったのは、
 わたしが何も持ってない女の子だってことを見つかるのが怖かったから。

 わたしこれできます、これ知ってます、こんなに考えてます、
 だから気安く近寄らないで。
 ……って、めちゃくちゃ肩肘張ってたなぁ。

 見た目とか、オーラとか、ファッションとか、目つきとかにも表れてたと思う。笑
 癒し系とか言われながらも、めっちゃ怖がられてた。笑

 ほんとはさ、わたしが、
 誰ともその辺の人とは関わりたくないくせに、
 仲良くしなきゃいけないのかなぁとかよくわかんないこと考えて、
 勝手に出て行ってただけなの。
 で、威圧感出しまくり。
 めっちゃ、公害だったと思う。笑

 もー、やめやめ。

 それがわたしの鎧だったの。

 でもそもそも、鎧が必要な場所に何で出て行ってたんだろうって、今は思う。

 もっと引きこもればよかったのに、
 わたしは全然、めちゃめちゃ、置いていかれるの怖がってたみたい。

 ああああああ。

 ……恥ずかし。

 自分のこと守って、
 自分には、可愛くいさせてあげたいな。

 ゆるーく、可愛く、柔らかく。笑

 秋服を買おうかなって思います。
 ピンクとか着てみたい。

 

 宵部憂