わたしは音楽についてのこだわりめちゃくちゃあるけどさ、
そのこだわりを細部まで行き渡らせて音楽作ってるし、
「音楽やってます」って自己紹介するけど、
音楽「だけ」をやってたい人間ってわけではないんだ。
はしたないとか思われたらどうしようとかって、怖いけど。
ほんとは音楽以外も作って売るみたいなことしたいし、
服とか小物とか雑貨とか物販やりたいし、
自分の経験を話すこともやりたい。
それは全部、迷走してるんじゃなくて、ほんとにやりたいから、やりたいの。
「自分を売り物にする」って、聞いただけじゃわからないけど、物凄いタブーで、禁じ手なんだなって思う。
自分はこれを専門ですって言って、専門性を売る、というのが、普通のお仕事でしょ。
でも自分ビジネスは、「私だから」を売る、ということじゃん。
それは、一番簡単だとされているからこそ、ものすごく難しいこと。
「自分ならでは」の価値を、自分が一番信じないと、当然お客さんにも信じてもらえないし、
信頼が構築できなきゃ売れるわけがない。
でもね、わたし、「お仕事」がさ、できないんだよ。
自分の専門性を売ることができない。
というか、専門性「だけ」を売ることができない。
専門性「だけ」を売ることが、プロの仕事って言われたりする傾向もあるんじゃないかって思う。
でもわたしは、本当のプロは、自分だけの仕事の流儀を持っているものだと思うから、「わたしは」があってこそじゃないの?とも思うんだ。
自分を抑えて、お客さんを立てて、お客さんの要望通りに専門性を使う、というのがプロフェッショナルとは限らないよね。
わたしは「お仕事」ができない、
どうしても「でもわたしはこう思います」「わたしは自分で生きてみてこうでした」「だから絶対これが良いと思います」って、口を出してしまうし、口を出したくなる。自分の人生を語りたくなる。
でも待って。
確かに、自分の人生を語ることをお仕事にしている人は、たくさんいるよね。
わたしだって自分の憧れの人の話は聞きに行きたいし、会いに行きたいの。そのためにお金も払いたい。
わたしの周りには、なかなか自分の話をしてくれる人、多くない。
あごめん、わたしの尊敬する人の中でも多くないってことね。
わたしは、わたしの尊敬する人がさ、創作や仕事に対して何を考えてるのか、めっちゃ聞きたいのに。(なんで喋ってくれないのー!!!!😫😫😫😫😫)
つまりさ、やっぱ、「わたしだから」を出して、それを根拠に何かを売ることが、やっぱ怖いよ。
でもやりたいんだもん。
しょうがないよね。
わたしの夢は、わたしの「好き」、「こだわり」、全部をお金にすることです。