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昔からステージに立つのは好きだった。

だってステージの上なら、いくらだって目立っていいんだもん。

いくらだって個性的でいいし、狂気的でいいし、劇的でいい。
感受性豊かでいい。

舞台に上がるようなことにしか、わたしの取り柄なんてないんじゃないかなって思う。

小学1年生にして、あなたは感受性が豊かだから占い師になったらって母に言われた。我が両親はとても親馬鹿だけど(ありがたいことに)、子どもに向かって占い師になったら?ってちょっと面白いよね。

わたしの感情や感動の大きさは、時々自分自身狂気的と感じるほどで、芸術行為にして発散しないとどうにかなっちゃいそうって思う。たまに自分で自分が心配になる。

個性的であること、どうしたって周りからはみ出てしまうこと、足並みを揃えられないこと、常識が違うこと(周りの常識をちゃんと学んで実行しているつもりだが、「普通はこうじゃん」って思っているものがそもそも出発点から違っている感じがする)、そのどれもが、ステージ上では長所になる。

だから自分が他人に受け入れてもらえるとか好かれるみたいな部分に関する自信は全然ないけど、ステージに上がるのは大好きだ。

自由になれるから。自由でいられるから。

そんなわけで、わたしはしばしば自分に自信を持っていて自分を強く持っていて他人の目を気にしないゴーイングマイウェイなタイプに見えるらしい。

いや、全然違うんだけどね。

本当は誰よりも排除に怯えて、うまく周囲の環境の中に置いてもらえるポジションを作ってそのポジションを維持するために日々受け入れやすいであろう自分を演じて……そんなみっともないジタバタに必死なのだ。

だって実際のわたしは意味わかんない人間だから、ちょっとでも意味わかる位置にいないと排斥されるか遠巻きにされるかだし、わたしだってそういう寂しいのは嫌だし。

集団の中にいても深いところでは寂しいままだったりもするけど、……そこは本当に難しい。

だから何かを表現しているときは、そんな孤独も寂しさも不安も寄る辺ない感じも全部をぶっ飛ばせるの。

他の誰でもない自分自身と繋がって、そんな自分をぶつけ尽くすことができる感じがする。

本当に生きてるって思える。

やっぱりそういうの、生涯続けずにはいられない人間なんだ、わたしは。