うまくできなくていいよ。
綺麗事じゃなくて、
わたしの細胞ひとつひとつに、
わたいの生きる時間一瞬一瞬に、
そう言ってあげたい。
誰かの謂う基準やお手本通りにできなくていいよ。
皆についていかなくていいよ。
どうしてわたしばっかりうまくできないんだろうってずっと思ってた。
そんなの自意識過剰だとか、考えすぎっていうのはわかってるし、
そんなこと言ったら誰もうまくできてないよっていうのもわかってる。
でも、何だかいつも誰かに馬鹿にされるような気がした。
いつも誰かに怒られるような気がした。
いつも誰かに攻撃されるような気がした。
子どもの時の、保育園や学校でのカオスはともかく、大人になってからそんなことにはならないんだろうなってことも、頭ではわかるよ。でも、心も身体もそれには適応も納得もできてない。
やっぱりわたしには刺激の強すぎる空間だったんだな。
わたしはもっと、一人で穏やかに過ごしたかったよ。
静かなところに行きたい。
誰とも会いたいくないし、誰にも乱されたくない。
いっちばん好きの部類に入る人ぐらいしか。
黙々と、ものを作ったり生活したり音楽を聴いたり、とにかく黙々と過ごしたい。
ときどき友達と話すぐらいでいい。
何で、誰かと関わらないと生きていけないかのように、
集団の中に飛び込まないと生きていけないかのように、みんな謂うし、教育するんだろうね。
それが身体に合わなかったら?
わたしはずっとうまくできないし皆みたいにできない自分を責めてきたけど、単に集団の中にいるのが身体に合わなかっただけだったし、耐えられなかっただけだった。
自分の内側からする声に対する感度が高いもん。
ってことは、他人に興味がないってことでもあるし、
他人の言葉や与えるもの全てが、とんでもない強度でわたしを揺るがしてしまう。
やっぱり集団生活向いてない。
なんか、疲れちゃったな。
人生ずっと疲れてた。
疲れてないときなんてなくて、
ただ疲れを忘れている時があっただけで、
それも焦りから走っているが故に忘れていたんだから、あまり良い忘れ方じゃない。
静かに暮らしたいな。
「仙人になりたい」って、高校時代にそんなブログを書いたけど、本当に、自分の底と中心を貫いた願いだった。
だから今、休みを謳歌しています。
もうこのままずっと、こんなふうに暮らしたいな。
宵部憂