不思議な世界のお話で、実は登場人物一人の夢だったっていう話よくない?
みんな対等な条件で協力してるのかと思ったら、一人は完全にメタ的な立場側だったっていう。
実は黒幕が紛れてました〜というのはデスゲームものとかの王道だけど、それに近いどんでん返し方かな。
……というのを、とあるマダミス動画を見ながら思いました。
「この世界は誰かの夢」っていうのはクトゥルフ神話体系のアザトースから。
デスゲームにしろ死にはしないゲームにしろ、どうやってそのゲームが仕組まれたのかってところに迫るのはワクワクするよね。まあ私あんまりグロも悪趣味もそんな得意じゃないからデスゲームものよく読んだり見たりするわけじゃないんだけど。でも土橋真二郎さんのシリーズはどれも引き込まれたな……また色々読みたくなってきちゃった。人間の心理や駆け引きをゲームのルールに落とし込んだり、ゲームで使われているメタファー(シンボル)とリンクさせたりするのが上手くてもう。
ポール・オースターが好きなように、メタ的な作りめっちゃ好きなんだよね。
「そもそも、この書物は何?」「この状況は何?」っていうのは、触れない言わないお約束で中身を超楽しむのも楽しいけど、メタもいいよ。
どうにかしてフィクションと現実の触れ合い方を模索したくなっちゃうんだよな。
あと、フィクションを「あくまでフィクション」としてあえて揺さぶりたいっていう。
だから大学で作ってるものもメタじゃないものの方がほぼ無いもん。
読者・鑑賞者・プレイヤーが生きる現実世界とフィクション世界の交差点がどっかにある、でもそれは結構ねじれてるかもしれない、でも変な形で交わっている……そんな気持ちにさせてくれるからメタって好き。
じゃけんUndertale早くやりましょうねって感じだけど……まあそのうち。